「削って詰めても、むし歯は治らない?」令和の最新むし歯菌リスクと予防法|高田馬場早稲田通り歯科・矯正歯科|高田馬場駅徒歩5分の歯医者|精密歯科治療・矯正・インプラント

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「削って詰めても、むし歯は治らない?」令和の最新むし歯菌リスクと予防法

「削って詰めても、むし歯は治らない?」令和の最新むし歯菌リスクと予防法|高田馬場早稲田通り歯科・矯正歯科|高田馬場駅徒歩5分の歯医者|精密歯科治療・矯正・インプラント

2026年7月07日

こんにちは。高田馬場早稲田通り歯科・矯正歯科です。 皆さんは、「むし歯になったら、歯医者で削って白い詰め物や銀歯を入れれば『治った』」と思っていませんか?

実は、現代の歯科医学において「削って詰める治療では、むし歯が根本的に完治することはない」ということが分かっています。国際歯科連盟(FDI)でも「削れば削るほど歯の寿命は短くなる」と警告されています。

では、なぜ一度治療したはずの歯がまたむし歯になってしまうのでしょうか?今回は、近年の研究に基づく「むし歯の最新原因」と、本当に歯を守るための新しい予防の常識について分かりやすく解説します。

1. ショッキングな真実:むし歯に「完治」はありません


多くの患者さんは「先生に治療してもらったから、もう安心」と思われますが、しばらくするとまた同じ場所がむし歯(二次カリエス)になって再治療を繰り返す…という経験をされています。
なぜなら、むし歯の原因菌は、すべての人のお口の中に必ず存在する「常在菌」だからです。 生まれたばかりの赤ちゃんにはむし歯菌はいませんが、乳歯が生える頃に、主に家族の唾液(回し飲みやスプーンの共有など)を介して感染し、お口の細菌グループ(バイオフィルム)を形成します。
この常在菌はお口の中から完全に追い出すことができないため、どれだけ綺麗に削ってプラスチックや金属を詰めても、原因菌そのものが消えたわけではありません。そのため、むし歯が科学的な意味で「完治」することはないのです。


2. むし歯の原因はミュータンス菌だけじゃない?「令和の常識」


昭和の時代には、「むし歯の原因=ミュータンスレンサ球菌」と「砂糖(ショ糖)」の組み合わせだけが原因だと考えられていました。しかし、令和の現代ではその常識が大きく変わっています。
最新の研究では、むし歯はミュータンス菌単独の仕業ではなく、お口の中に潜む多くの菌種がチームを組んで(共生作業)引き起こしていることが判明しました。
さらに、むし歯を誘発する成分も「砂糖」だけではありません。果糖(フルーツ)やブドウ糖、さらには調理されたデンプン(スナック菓子やパン、お米など)にいたるまで、さまざまな発酵性糖質をエサにして、多くの細菌たちが酸を作り出し、歯を溶かしているのです。


3. むし歯発症の引き金は、お口の生態系崩壊(ディスバイオーシス)

私たちの歯の表面では、食事のたびに歯が少し溶ける「脱灰(だっかい)」と、唾液の力で歯が元に戻る「再石灰化(さいせっかいか)」が絶えずバランスを保っています。お口の環境が中性(pH7.0付近)であれば、このバランスは良好です。
しかし、だらだら食いや甘いものの摂りすぎによって、お口の中が酸性(pH5.5以下)に傾く時間が長くなると、恐ろしい変化が始まります。

このように、特定の強い菌がいるからむし歯になるのではなく、お口の環境変化によって細菌のバランスが崩れ、悪玉菌が優位になってしまう状態(dysbiosis:ディスバイオーシス)こそが、むし歯の本当の始まりなのです。

4. 「削る・詰める」は治療ではなく、ただの「リハビリ」

最新の予防医学において、歯を削って詰めるという行為は、病気そのものを治す「原因除去療法」ではありません。それは、穴が空いて噛めなくなった部分を補うための「リハビリテーション」に過ぎないと言われています。
本当のむし歯治療とは、削ることではなく、「ディスバイオーシス(崩れた細菌バランス)を解消し、お口の生態系を健康な状態(symbiosis:共生)に戻すこと」です。
原因となる細菌の足場(バイオフィルム)の環境を整えるためには、以下の取り組みが絶対に欠かせません。
発酵性糖質の制限(食事指導・だらだら食いの改善)
適切なプラークコントロール(食後すぐの適切な歯磨き)
・フッ化物の応用(歯質を強化し、脱灰を抑える)
食生活や口腔清掃の習慣を変えないまま、ただ歯を削って詰め続けても、お口の環境が酸性のままであれば必ずむし歯は再発します。

5. まとめ:歯を一生守るための「生涯メインテナンス」へ


むし歯もお口の周りの病気も、一度なってしまえば完全に過去の無垢な状態へ戻すことはできません。だからこそ、患者さんのライフステージに合わせ、悪玉菌のバリアであるバイオフィルムを定期的にプロのケアで適切にコントロールし続ける「生涯メインテナンス」が極めて重要になります。
当院では、単に「悪くなった穴を埋める」だけの診療ではなく、最新の病因論に基づき、「なぜむし歯のバランスが崩れてしまったのか」という根本的な原因を患者さんと一緒に見つけ出し、お口の健康な生態系を維持するためのサポートに力を入れています。
「何度もむし歯を繰り返してしまう」「これ以上歯を削りたくない」という方は、ぜひ一度、当院の丁寧なメインテナンスと予防プログラムをご相談ください。

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高田馬場早稲田通り歯科・矯正歯科 秋谷聡

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